ドル円、158円を割り込みそうな勢いです✨
おはようございます✨リッチです🍀
本日8月20日(木)朝の時点で、ドル円は158.09円。
ユーロ円184.63円、ポンド円215.09円、ゴールド4580ドル前後、原油84.40ドル前後で推移しています。
昨日の相場は、前日までとは空気が一変しました。起点となったのは、米長期金利の大幅低下です。米10年債利回りは-5.9bpと大きく下がり、これを受けてドルが全面的に売られました。ドル指数(DXY)は-0.87%、ドル円は-147pipsの158円台前半まで下落し、ユーロドルは+100pipsと上昇しています。
そして、そのドルから抜けた資金の向かった先が、ゴールドとビットコイン(BTC)でした。ゴールドは+3.62%、BTCはなんと+7.26%と、そろって急騰しています。さらに、米株は小幅高、VIX(恐怖指数)は-6.00%と低下しました。前日の「日経急落・株安・VIX上昇」というリスク回避ムードから、一気に様子が変わっています。本日は、この「米金利低下を起点としたドル全面安と、ドルから他資産への資金シフト」の中身を、14市場のマネーフローから整理していきます。
本日(8/20)の相場|今日の重要ポイント
まずは、本日の相場で押さえておきたいポイントを、まとめて確認しておきましょう。
- ドル円158.09円、ユーロ円184.63円、ポンド円215.09円で推移
- 起点は米10年債利回りの大幅低下(-5.9bp、4.647%へ)
- 金利低下と同時にドル全面安(DXY-0.87%)。ドル円-147pips、ユーロドル+100pips
- ドル円は安値圏の158円台前半で終了。ドル売り・円買いが最後まで残った
- ゴールド+3.62%、BTC+7.26%と、そろって急騰
- 米株3指数は小幅高、VIXは-6.00%と低下。警戒感は後退
- 金とBTCの同時急騰は安全資産逃避ではなく、ドルから他資産への資金シフト
- 日経225先物は前日の急落から小幅反発。まだ戻りを確認する段階
- 今週は来週末のジャクソンホール会議に向けた地合い。本日は米指標も
本日のトレード戦略(2026/8/20 木)
本日のトレード設定は以下のとおりです。
本日はドル円が買い逆指値のみ、ユーロ円とポンド円は買い逆指値と売り逆指値という設定です。
💵 USD/JPY(ドル円)|買い逆指値のみ
💶 EUR/JPY(ユーロ円)
💷 GBP/JPY(ポンド円)
※本日はドル円が買い逆指値のみ、ユーロ円とポンド円は買い逆指値と売り逆指値を出しています。相場が上に抜ければ買いが、下に抜ければ売りが約定します。昨日ドル円が-147pipsと大きく下げたあとの設定です。ドル安の流れが続くのか、反動の買い戻しが出るのかを見ながら、設定どおりに淡々と管理します。
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本日の注意事項
⚠️ 本日の注意事項
- 昨日はドル円が-147pipsと大きく下落しました。相場の方向が変わりやすい局面である点に注意します。
- 本日は10:30に豪雇用統計、21:30に米新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数があります。
- ドル安の流れが一服すると、反動の買い戻しが出る可能性もあります。
- ドル円が大きく下げた後だけに、戻りと下抜けのどちらにも備えて、決めた価格で対応します。
- 早朝トレードでポジションを持った場合は、ルールどおりに決済し、指標をまたいで引っ張らないようにします。
✨ 本日の相関トレンドトレード(2026/8/20)|EUR/USD×USD/CAD
本日11時の成行エントリーは、「EUR/USD×USD/CAD」の組み合わせです。
ユーロ/米ドルのロングと、米ドル/カナダドルのショートです。どちらも「米ドルを売る」側に寄せた構成です。
- 📈 EUR/USD ロング(買い)
- 📉 USD/CAD ショート(売り)
📝 本日の相関トレードの構造
EUR/USDロング(ユーロ買い・米ドル売り)と、USD/CADショート(米ドル売り・カナダドル買い)の組み合わせです。芯にあるのは、米ドル売りの目線です。
本日この組み合わせを選ぶ背景が、昨日のドル全面安です。米金利の大幅低下を起点に、ドルが幅広く売られました。ユーロドルは+100pipsと上昇し、ドル安をもっともきれいに映しています。この2つのペアは、どちらも米ドルを売る方向で、ドル安の流れが続く場合に機能しやすい構成です。
昨日(8/19)の相関トレードは-2.6pipsの小幅なマイナスでした。これで8月の相関は+74.6pipsとなっています。1回の小さな負けは、想定の範囲内です。良い流れを保っていますので、ここで気負わず、いつも通りのロットで、淡々と臨みます。
基本ルール|相関トレード:
- 11時に成行エントリー
- エントリー後、ストップ40pips・リミット50pipsに設定
- 21時までにストップ・リミットに到達しない場合は手動で全決済
⚠️ 相関トレードの注意事項:本日は、ドル安の流れが続くのか、反動の買い戻しが出るのかで、ドル絡みのペアが振れやすくなっています。相関トレードも、早朝トレードと同じく21時までに全決済のルールを徹底します。
指標前後は動意が乏しくなる場面もあり、相場状況により見送りの可能性あり、追いかけエントリー禁止です。
詳しい相場分析|米金利低下を起点とした、ドルから他資産への資金シフト
ここからは、昨日の相場を順に整理していきます。
昨日の相場は、一つの起点から、きれいに連鎖しています。その起点が、米長期金利の大幅低下です。ここからドル安が進み、金・BTCが買われ、株も持ち直しました。順番に追っていくと、全体像がつかみやすくなります。
起点は米10年債利回りの大幅低下
まず、すべての起点となった、米長期金利から見ていきます。
📉 米10年債利回りの動き
- 米10年債利回り:4.647%(前日比-5.9bpの大幅低下)
- 今朝はさらに4.641%まで低下
- きっかけの一つは、米財務省による長期債の買い戻しオペ拡大の発表
- 債券が買われ(利回りは低下)、そこからドル売りへ波及した
米10年債利回りは、前日から-5.9bpと大きく低下し、4.647%となりました。今朝は、さらに4.641%まで下がっています。かなり大きな低下です。
この低下のきっかけの一つとされているのが、米財務省の発表です。米財務省は、世界的に長期金利が上昇していることへの対応として、残存期間の長い国債を対象にした、流動性支援のための買い戻しオペの規模を、拡大すると発表しました。国が国債を買い戻すことは、債券の需要を高め、価格を押し上げ、利回りを低下させる方向に働きます。
この米国債買い・利回り低下が、今回のマネーフローの出発点です。ここを起点に、次に見るドル売りへと、連鎖が広がっていきました。
米金利低下と同時に、ドルが全面安
金利の低下と歩調を合わせて、ドルが幅広く売られました。
💵 昨日のドル全面安
- ドル指数(DXY):-0.87%(98.79へ低下)。値幅も0.93%に拡大
- ドル円:-147pips(158.09円へ下落)。安値圏で終了
- ユーロドル:+100pips(1.1676へ上昇)。ドル安をもっともきれいに反映
- 金利低下・ドル指数低下・ドル円下落・ユーロドル上昇が、すべて同じ方向
ドル指数(DXY)は-0.87%と、大きく下落しました。前日までの値幅が0.18%程度だったことを考えると、一気にボラティリティが拡大しています。
為替では、ドル円が-147pipsの158.09円まで下落しました。ここで重要なのは、安値の158.05円のすぐ近く、158.09円で終えている点です。途中で下げて最後に買い戻された、という動きではなく、ドル売り・円買いが最後まで残った形です。
一方、ユーロドルは+100pipsと上昇しました。ドル円が下がり、ユーロドルが上がり、ドル指数も下がる。この3つが完全に同じ方向を向いており、質の高いドル売りだったことがわかります。金利低下が、素直にドル安へつながった一日でした。
ドルから抜けた資金は、金とBTCへ
そして、ドルから抜けた資金が、勢いよく向かった先が、金とBTCです。
🥇 金とBTCの急騰
- ゴールド:+3.62%(4,580ドルへ)。1日の値幅は204ドル(4.62%)と大きい
- BTC:+7.26%(69,420ドルへ)。値幅は5,822ドル(9.0%)、70,000ドル目前
- ゴールドは「ドル安+金利低下」で買いやすい環境
- BTCは、米当局の暗号資産の規制案承認という固有の材料も後押し
ゴールドは+3.62%上昇し、4,580ドルとなりました。1日の値幅は204ドル(4.62%)と、非常に大きな動きです。金が買われた理由は、はっきりしています。金はドル建てで取引されるため、ドル安は追い風です。さらに、金利が下がると、利息を生まない金を持つことの機会損失が小さくなります。つまり、「ドル安+金利低下」は、金にとって非常に買いやすい環境でした。本日の金は、上に4,600ドルという心理的節目が控えています。
BTC(ビットコイン)は、さらに大きく+7.26%上昇し、69,420ドルと、70,000ドルの目前まで駆け上がりました。1日の値幅は9.0%に達しています。BTCの上昇は、ドル安という共通の追い風に加えて、米国の当局が暗号資産の規制案を承認したという、BTC固有の好材料も後押ししたとされています。本日のBTCは、70,000ドルを明確に突破して維持できるかが、大きな焦点です。
安全資産への逃避ではない|株高とVIX低下
ここで、一つの疑問が出てきます。金が急騰したなら、「不安から安全資産に逃げたのか」と見えるかもしれません。しかし、それは違います。
📈 米株とVIX
- 米株3指数は小幅高(ナスダック+0.16%、S&P500+0.22%、ダウ+0.22%)
- 前日の株安から、反発した
- VIXは-6.00%の14.89へ低下。前日の上昇から一転、警戒感が後退
- 金が上がる一方で株も上がり、VIXは下がった=恐怖による逃避ではない
昨日の米株は、ナスダック+0.16%、S&P500+0.22%、ダウ+0.22%と、3指数そろって小幅高でした。大幅高ではありませんが、前日の株安から反発しています。
そして、VIX(恐怖指数)は-6.00%と、大きく低下しました。前日は「株安+VIX上昇」でしたが、今回は「株高+VIX低下」へと戻っています。市場の警戒感は、明確に後退しました。
ここが重要です。もし、恐怖から安全資産へ逃げているのなら、株は下がり、VIXは上がるはずです。ところが昨日は、金が上がる一方で、株も上がり、VIXは下がりました。つまり、これは「恐怖による逃避」ではありません。金利低下とドル安によって、市場全体の資金の巡りへの期待が改善し、金・BTC・株といった複数の資産が、同時に買われた、と見るのが自然です。
📝 リッチの見解と注目ポイント
私(リッチ)が今回とくに意識しているのは、この相場の「主役が何か」という点です。金とBTCが目立って上がったため、つい「金が主役」「BTCが主役」と見たくなります。ですが、その裏側にある本当の主役は、米金利の低下と、それに伴うドル全面安だと考えています。
これまで、円安が止まらない大きな理由として、実質的な金利がマイナスの状態を挙げてきました。その構造自体は変わっていません。ただ今回は、円側の事情ではなく、ドル側の金利低下が主導したため、ドル円が下落しました。円が強くなったというより、ドルが弱くなった、という整理です。
本日、まず注目するのはドル円の158円です。ここを明確に割り込み、ドル指数も98.70〜98.80台で弱いままなら、ドル安が続く可能性が高まります。逆に、158円を守って158.50円を回復してくるようなら、昨日-147pips下げた反動による、ドルの買い戻しを警戒します。
そして、ドル安の流れを確認するうえで、私がいちばん見ているのがユーロドルです。ユーロドルが前日高値の1.1679を明確に突破し、ドル指数が98.77を割るようなら、ドル安継続の説得力が増します。ドル円だけを見るのではなく、米金利、ドル指数、ユーロドル、金、BTCという順番で、流れが同じ方向を向いているかを確認していきます。
FOMC議事要旨|3名の利上げ主張と、その後の変化
昨日は、日本時間の未明に、7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨も公表されました。
📋 FOMC議事要旨(7月会合分)のポイント
- 7月会合は、9対3で政策金利を据え置き。3名の地区連銀総裁が利上げを主張
- 議事要旨では、多くの参加者が「インフレが低下しなければ利上げが必要になる」と認識
- やや引き締めに前向きな内容だが、その後の指標軟化で受け止めは限定的
- 市場は、9月会合の据え置きを7割近く織り込んでいる
7月の会合では、政策金利が据え置かれましたが、その決定は9対3と割れており、3名の地区連銀総裁が利上げを主張して反対票を投じていました。議事要旨では、多くの参加者が、インフレが十分に低下しなければ、より高い金利が必要になるだろう、との認識を示していたことがわかりました。
この内容だけを見れば、やや引き締めに前向きな印象です。ただし、この議事要旨は、あくまで7月時点の議論です。その後、雇用や物価の指標が軟化しており、市場では、9月会合の据え置きを7割近く織り込んでいます。そのため、議事要旨への反応は、限定的にとどまりました。
市場の関心は、すでに来週末(8月27〜29日)のジャクソンホール会議に移っています。FRB議長の講演が、今後の金融政策の方向を占う、最大の焦点となります。本日の時点では、その手前での地合いという位置づけです。
日経225先物は小幅反発|まだ戻りを確認する段階
前日に急落した日経225先物は、昨日は小幅に反発しました。
日経225先物は、前日比+215円(+0.33%)と、小幅に反発しました。ただし、前日が-4.14%という大きな急落だったことを考えると、+0.33%は、まだ本格的な反発とは言えません。日中は、安値の65,157.5円まで下げてから、66,000円台へ戻しており、いったん下値を支えた点は前向きな材料です。
本日は、上に前日高値の66,895円が控えています。まず67,000円近辺を回復できるかが、一つの目安です。ここを突破できれば、急落後の戻りが、もう一段進む可能性があります。逆に、65,150円前後を再び割り込むようだと、前日の急落が、まだ完全には終わっていない、と判断しやすくなります。米株が持ち直し、VIXも低下したことは、日本株にとっては下支えの材料です。この地合いが続くかどうかを、見ておきたいところです。
WTI原油は落ち着いた動き
ここ数日、相場をかき回してきた原油は、昨日は比較的落ち着いていました。
WTI原油は+0.40%と、小幅な上昇にとどまりました。今朝も84.40ドル前後で、大きな方向感はありません。ここ数日、+3%を超える急伸や、大きな値幅を伴う動きが続いていたことを考えると、かなり落ち着いた印象です。
本日、上は前日高値の85.83ドルが焦点です。ここを突破して85〜86ドル台へ乗せるようだと、再びインフレへの警戒が強まりやすくなります。その場合、現在の株高を支えている「米金利低下」という材料を、打ち消してしまう可能性があります。逆に、83.50ドルを割り込むようなら、原油高によるインフレ警戒は、さらに後退します。原油は、金利や株の先行きを左右する材料として、引き続き見ておきます。
今朝の資金の流れ|きれいな一本の連鎖
ここまでの動きを、14市場全体のお金の流れとして、整理しておきます。今回は、非常にきれいな一本の連鎖になっています。
🧭 昨日の資金の流れ(14市場から)
🏛 米国債買い(利回り低下)
↓
💵 ドル売り(ドル全面安)
↓
🥇 ゴールド急騰 ₿ BTC急騰 📈 米株小幅高
↓
🛡 VIX低下(警戒感の後退)
今回の資金の流れは、まず米国債が買われて利回りが低下し、それがドル売りへつながり、ドルから抜けた資金が金・BTC・株へと広がり、最後にVIXが低下する、という、きれいな連鎖になっています。
ここで大切なのは、主役を取り違えないことです。目立ったのは金とBTCの急騰ですが、その根っこにあるのは、米金利の低下とドル全面安です。金やBTCの動きだけを追うのではなく、その裏側にある「米金利とドル」を中心に置くと、今回の相場は非常に分かりやすく整理できます。
本日は、この流れがもう一日続くのか、それとも昨日の大きなドル売りに対する、巻き戻しが出るのか。ここが最大の分かれ目です。米金利、ドル指数、ユーロドルの動きを、まず先に確認していきます。
中東情勢|原油高はいったん一服
ここ数日、原油を通じて相場に影響してきた中東情勢は、昨日はいったん落ち着きました。
🛢️ 中東情勢のポイント
昨日の原油は+0.40%と小動きで、ここ数日の急伸から、いったん落ち着きを見せました。米国とイランの和平協議は、依然として不透明なままですが、昨日については、原油相場を大きく動かすような新しい材料は、目立ちませんでした。ホルムズ海峡の再開に向けた交渉も、引き続き膠着した状態が続いています。
原油が落ち着いたことは、インフレ警戒がいったん和らぐことを意味し、米金利低下・株高という、昨日の地合いを後押しする側面もありました。
ただし、供給不安そのものが解消したわけではありません。今後、和平協議が決裂したり、緊張が再び高まったりすれば、原油は再び上昇し、インフレ警戒を通じて、金利や株に影響を及ぼす可能性があります。原油が落ち着いている局面こそ、次の動きに注意しておきたいところです。中東情勢は、本日も引き続き、重要な観察材料です。
原油が再び85〜86ドル台へ上昇するようだと、せっかくの米金利低下という株高材料を打ち消しかねません。日本にとっても、原油高はエネルギーコストの上昇に直結します。原油と金利の関係は、本日も注意して見ておきます。
本日(8/20)の経済指標|豪雇用統計と、夜の米指標
本日は、午前に豪雇用統計、夜に米国の指標が予定されています。大きなイベントは少なめですが、来週のジャクソンホールに向けた地合いを、確認する材料となります。
| 時刻 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 10:30 | 🇦🇺 | 豪 雇用統計 7月 | ★★ | 失業率4.4% |
| 10:00 | 🇨🇳 | 中 最優遇貸出金利(LPR)8月 | ★ | 1年3.00% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 米 新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数 | ★★ | 申請20.9万件 |
| 23:00 | 🇺🇸 | 米 景気先行指数 7月(前月比) | ★ | -0.2% |
午前は、10:30の豪雇用統計が注目です。雇用者数や失業率は、豪州の金融政策の見通しに関わり、豪ドルの動きにつながります。
夜は、21:30の米新規失業保険申請件数と、フィラデルフィア連銀景況指数がポイントです。雇用の底堅さや、製造業の景況感は、米国の景気とインフレの先行きを占う材料になります。米金利が大きく低下したなかで、これらの指標が金利にどう影響するかを、見ておきたいところです。
そして今週の相場は、来週末のジャクソンホール会議に向けた地合いが続きます。FRB議長の講演を前に、大きな方向感が出にくい面もありますが、昨日のように、材料をきっかけに一気に動くこともあります。早朝トレードは、夜の指標より前に完結しますので、ポジションを持った場合は、ルールどおりに決済し、指標をまたいで引っ張らないようにします。
前営業日(8/19)のトレード結果|ドル円・ポンド円で+97.0pips
前営業日となる水曜(8/19)の早朝トレードは、以下の結果となりました。
- ドル円:+42.0pips(利益確定)
- ユーロ円:ノートレード(逆指値に未到達)
- ポンド円:+55.0pips(利益確定)
水曜は、ドル円が+42.0pips、ポンド円が+55.0pipsと、2ペアでしっかり利益を確定できました。ユーロ円は、逆指値に届かず、ノートレードです。合計は+97.0pipsと、大きなプラスになりました。
水曜は、ドルが大きく下落する、値動きの大きい一日でした。ドル円もポンド円も、この大きな動きをとらえて、リミットに到達したかたちです。相場が大きく動く日は、狙った方向に伸びれば、その分、利益も伸びやすくなります。設定した価格に、うまく相場がかみ合いました。
+97.0pipsは、1日の成績としては、かなり大きなプラスです。相場が大きく動いた日に、しっかり利益を確保できたことは、月間の収支にも大きく効いてきます。
これで、8月の早朝トレードは+271.5pipsとなりました。プラス圏を、大きく伸ばしています。
月間収支(8/19終了時点)
📊 8月の収支(8/19終了時点)
早朝トレード:+271.5pips
相関トレンドトレード:+74.6pips
前営業日(8/19)の相関トレンドトレード結果
水曜の相関トレンドトレードは、-2.6pipsの小幅なマイナス決済でした。
8月の相関は、+74.6pipsとなっています。
相関トレードは、8月前半こそ苦しい流れでしたが、後半にかけて着実にプラスを積み重ね、月間ではしっかりプラスを維持しています。昨日の-2.6pipsは、想定の範囲内の小さな負けで、全体の流れを崩すものではありません。
本日は「EUR/USD×USD/CAD」という、米ドル売りに寄せた組み合わせです。昨日のドル安の流れが続くかどうかを見ながら、いつも通りのロットで、淡々と臨みます。ドル絡みのペアは振れやすいため、21時までに決済するルールを、しっかり守ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. なぜ米金利が下がると、ドルが売られやすくなるのですか?
金利が下がると、そのお金を持つ魅力が薄れ、他の通貨や資産へ資金が移りやすくなるためです。
通貨の魅力は、その通貨で運用したときに得られる金利に、大きく左右されます。金利が高い通貨は、持っているだけで多くの利息が得られるため、買われやすくなります。
逆に、金利が下がると、そのお金を持つことで得られる利息が減ります。すると、その通貨を持つ魅力が薄れ、より条件のよい他の通貨や資産へ、資金が移りやすくなります。
昨日は、米長期金利が-5.9bpと大きく低下しました。これによって、ドルを持つ魅力が相対的に下がり、ドルが幅広く売られました。ドル指数(DXY)は-0.87%、ドル円は-147pips下落しています。
このように、金利と通貨は、密接に結びついています。米金利の動きは、ドルの方向を占ううえで、もっとも重要な手がかりの一つです。ドル円やユーロドルを見るときも、まず米金利がどちらを向いているかを確認すると、相場の流れがつかみやすくなります。
Q2. 金(ゴールド)とビットコインが、同時に急騰したのはなぜですか?
「ドル安と金利低下」という共通の追い風が、両方に効いたためです。
金は「安全資産」、ビットコインは「リスク資産」と、性格が正反対とされます。そのため、通常は、一方が買われるときには、もう一方は売られる、と説明されがちです。
ところが昨日は、金が+3.62%、ビットコインが+7.26%と、そろって急騰しました。これは、「リスクオンだからBTC」「リスクオフだから金」という説明だけでは、うまく捉えられません。
両者に共通していたのが、ドル安と米金利低下です。金もビットコインも、ドル建てで取引されるため、ドルが安くなると、相対的に価値が上がりやすくなります。また、金利が下がると、利息を生まないこれらの資産を持つことの不利さが、小さくなります。
つまり昨日は、「何かを恐れて金へ逃げた」のではなく、「ドルから、金やビットコインといった別の資産へ、資金が移った」と捉えるほうが、実態に合っています。
なお、ビットコインについては、米当局が暗号資産の規制案を承認したという、固有の好材料も後押ししたとされています。
Q3. 「安全資産への逃避」と「資金シフト」は、どう見分けるのですか?
株とVIXの動きを見れば、恐怖による逃避かどうかを見分けられます。
金が上昇すると、「不安から安全資産へ逃げたのか」と考えたくなります。ですが、それが本当に「恐怖による逃避」なのかは、他の市場とあわせて見る必要があります。
見分けるカギになるのが、株価とVIX(恐怖指数)です。
本当に恐怖から安全資産へ逃げているなら、株は売られ、VIXは上昇するはずです。投資家が、値動きの大きい株を避け、不安が高まっているからです。
ところが昨日は、金が上がる一方で、米株も上がり、VIXは-6.00%と低下しました。株が買われ、恐怖指数が下がっているのですから、これは「恐怖による逃避」ではありません。
むしろ、金利低下とドル安によって、市場全体の資金の巡りへの期待が改善し、金・株・ビットコインなど、複数の資産が同時に買われた、と見るのが自然です。これが「資金シフト」です。
金の上昇を見たときは、株とVIXもあわせて確認する。これで、その上昇が「逃避」なのか「資金シフト」なのかを、見分けやすくなります。
Q4. 国(財務省)が国債を買い戻すと、なぜ金利が下がるのですか?
買い戻しによって国債の需要が高まり、価格が上がることで、利回りが下がるためです。
国債の価格と利回り(金利)は、シーソーのように、逆の方向に動きます。国債が買われて価格が上がると、利回りは下がります。逆に、国債が売られて価格が下がると、利回りは上がります。
昨日、米財務省は、世界的に長期金利が上昇していることへの対応として、残存期間の長い国債を対象にした、買い戻しの規模を拡大すると発表しました。
国が国債を買い戻すということは、それだけ国債を買う人が増える、ということです。需要が高まれば、国債の価格は上がります。そして、価格が上がれば、利回り(金利)は下がります。
この利回りの低下が、昨日のドル安の出発点となりました。金利が下がったことで、ドルを持つ魅力が薄れ、ドルが売られ、その資金が金やビットコインへと向かいました。
このように、国債をめぐる需給の動きは、金利を通じて、為替やその他の資産にまで、幅広く影響します。一見、地味に見える国債の話が、相場全体を動かすこともあるのです。
Q5. ドル円が大きく下げた翌日は、どんな点に注意すればよいですか?
下落の勢いが続くのか、反動の買い戻しが出るのか、両方に備えることが大切です。
昨日のドル円は、-147pipsと大きく下落しました。こうした大きな動きの翌日は、相場が二つの方向に分かれやすくなります。
一つは、下落の勢いがそのまま続く展開です。ドル安の材料が生きていれば、さらに下値を試すこともあります。
もう一つは、反動による買い戻しです。1日で大きく下げたあとは、利益を確定する動きなどから、いったん反発することがあります。これを「自律反発」と呼びます。
どちらになるかは、事前には決めつけられません。だからこそ、両方の可能性に備えておくことが大切です。
具体的には、下値のメド(昨日なら158円)を割れるのか、それとも、戻りのメド(158.50円など)を回復するのかを見ます。あわせて、ドル指数や米金利が、同じ方向を向いているかも確認します。
一方向に決め打ちせず、相場が示す方向についていく。大きく動いた翌日ほど、この姿勢が、身を守ることにつながります。
Q6. ジャクソンホール会議が近づくと、なぜ相場は動きにくくなると言われるのですか?
FRB議長の講演という大きな材料を前に、市場参加者が新規のポジションを手控えるためです。
ジャクソンホール会議は、米国で毎年夏に開かれる、中央銀行関係者が集まる経済シンポジウムです。とくに、FRB議長の講演が注目されます。過去には、この講演が、金融政策の方向転換を示唆する場となってきました。
金融政策の方向は、金利や為替を大きく動かす、最も重要な要因の一つです。そのため、講演の内容次第で、相場が大きく動く可能性があります。
こうした大きな材料を控えていると、市場参加者は、結果を見てから動こうと考え、新規のポジションを取ることを手控えがちになります。その結果、講演までは、相場に大きな方向感が出にくくなる、と言われます。
今年のジャクソンホールは、来週末(8月27〜29日)に予定されています。それまでは、こうした「様子見」の地合いが続きやすい面があります。
ただし、昨日のように、財務省の発表などをきっかけに、講演を待たずに大きく動くこともあります。「動きにくい」とされる時期でも、油断はせず、材料には注意しておきたいところです。
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リアルタイムでの目線整理、ポジションの取り扱い、最新の見立てをお届けします。
本日は、米金利低下を起点としたドル全面安で、金とBTCが急騰する、動きの大きな相場です。BTCが70,000ドルを超えるのか、ドル安がもう一日続くのか、それとも反動の買い戻しが出るのか。米金利、ドル指数、ユーロドル、金、BTCの連動を、リアルタイムで一緒に見守りましょう👇
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