【8/28FX戦略】ナスダック主導の株高とBTC8万ドル|金利高止まり・原油高・日経安が残る「選別型リスクオン」

2026年8月28日の今日のエントリーとして、早朝トレードと相関トレンドトレードを紹介するリッチFXブログのアイキャッチ画像
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リッチ

今日もよろしくお願いします🌻

おはようございます✨リッチです🍀

本日8月28日(金)朝の時点で、ドル円は159.43円。
ユーロ円185.63円、ポンド円216.34円、ゴールド4651ドル前後、原油83.50ドル前後で推移しています。

昨日の相場は、主役がはっきりしていました。米国のAI・半導体をけん引する大手企業の、好調な決算です。市場が注目していた売上高は、前年から2倍以上に伸び、翌年の見通しも、市場の予想を大きく上回りました。これを受けて、AI・半導体・ソフトウェア関連の株が買われ、ナスダックは+1.57%と大きく上昇しました。VIX(恐怖指数)も低下し、リスクを取る姿勢が、はっきりと表れています。そして、ビットコイン(BTC)も、今朝は8万ドル台に乗せました。

ただし、この株高を「全面的なリスクオン」と見るには、いくつか、引っかかる点があります。米長期金利は、下がるどころか、むしろ小幅に上昇しています。原油も上昇し、日経先物にいたっては、逆に大きく下落しました。つまり、資金が、すべての市場へ均等に向かったのではなく、強い場所へ集中的に向かった、という形です。本日は、この「選別型リスクオン」の中身を、14市場のマネーフローから読み解いていきます。

目次

本日(8/28)の相場|今日の重要ポイント

まずは、本日の相場で押さえておきたいポイントを、まとめて確認しておきましょう。

  • ドル円159.43円、ユーロ円185.63円、ポンド円216.34円で推移
  • 昨日はAI・半導体大手の好決算を受け、ナスダックが+1.57%と大きく上昇
  • S&P500は+0.72%、ダウは+0.20%。全面高ではなくナスダック主導
  • VIXは-4.60%と低下し、14.51へ。リスク選好がはっきり
  • BTCは今朝8万ドル台に乗せ、リスク資産全体に資金が向かった
  • ただし米10年債利回りは+0.7bpと、金利は下がっていない
  • 原油は+1.61%と上昇し、値幅も大きい。中東の供給懸念が再燃
  • 日経先物は-1.54%と、米株高のなかで逆に大きく下落
  • 為替は極端に低ボラ。強い場所へ資金が集中する「選別型リスクオン」

本日のトレード戦略(2026/8/28 金)

本日のトレード設定は以下のとおりです。
本日はドル円とポンド円が売り逆指値のみ、ユーロ円は本日は注文なしという設定です。

💵 USD/JPY(ドル円)|売り逆指値のみ

📉 売り(ショート) 価格
売り逆指値 159.209
🛑 ストップ 159.609
🎯 リミット 158.789

💶 EUR/JPY(ユーロ円)|本日は注文なし

本日、ユーロ円は見送りです。設定はありません。

💷 GBP/JPY(ポンド円)|売り逆指値のみ

📉 売り(ショート) 価格
売り逆指値 216.184
🛑 ストップ 216.584
🎯 リミット 215.634

※本日はドル円とポンド円が売り逆指値のみ、ユーロ円は見送りです。相場が下に抜ければ売りが約定します。為替は極端に低ボラの状態が続いており、本日は週末の金曜でもあります。下に抜けるかどうかを見ながら、設定どおりに淡々と管理します。

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本日の注意事項

⚠️ 本日の注意事項

  • 昨日はナスダック主導の株高でしたが、米金利は高止まりし、日経は逆に下落しています。全面的なリスクオンとは、見ないようにします。
  • 原油が上昇しており、値幅も大きくなっています。原油高が金利を押し上げると、株の重しになる点に注意します。
  • 本日は朝に東京都区部のCPIや、日本の雇用統計があります。夜には米国のPMIや消費者信頼感もあります。
  • 為替は極端に低ボラです。指標をきっかけに、急に動き出す可能性があります。
  • 本日は週末の金曜です。ポジションを持った場合はルールどおりに決済し、週末をまたがないようにします。

✨ 本日の相関トレンドトレード(2026/8/28)|AUD/JPY×USD/CAD

本日11時の成行エントリーは、「AUD/JPY×USD/CAD」の組み合わせです。
豪ドル円のロングと、米ドル/カナダドルのショートです。

  • 📈 AUD/JPY ロング(買い)
  • 📉 USD/CAD ショート(売り)

📝 本日の相関トレードの構造

AUD/JPYロング(豪ドル買い・円売り)と、USD/CADショート(米ドル売り・カナダドル買い)の組み合わせです。
AUD/JPYのロングは、円の弱さを利用する目線です。もう一方のUSD/CADショートは、米ドルに対してカナダドルを買う形です。豪ドルとカナダドルは、どちらも資源国通貨と呼ばれ、原油などの商品価格が上昇する局面では、買われやすい傾向があります。昨日は原油が上昇しましたので、この地合いが続けば、二つの資源国通貨を買うこの組み合わせは、機能しやすくなります。ただし、カナダドルは、本日発表されるカナダのGDPにも影響を受けるため、その点は意識しておきます。
昨日(8/27)の相関トレードは+32.7pipsと、しっかりとしたプラス決済でした。これで8月の相関は+28.2pipsと、プラス圏を回復しています。前日までマイナス圏へ沈んでいましたが、昨日の一勝で、月間を立て直せました。良い流れを保てるよう、いつも通りのロットで、決めたルールを守って、淡々と臨みます。

基本ルール|相関トレード:

  • 11時に成行エントリー
  • エントリー後、ストップ40pips・リミット50pipsに設定
  • 21時までにストップ・リミットに到達しない場合は手動で全決済

⚠️ 相関トレードの注意事項:本日は、カナダのGDPや、夜の米国のPMI・消費者信頼感など、指標が予定されています。指標の前後は、値動きが読みにくくなります。相関トレードも、早朝トレードと同じく21時までに全決済のルールを徹底します。
指標前後は動意が乏しくなる場面もあり、相場状況により見送りの可能性あり、追いかけエントリー禁止です。

詳しい相場分析|「選別型リスクオン」の中身を分解する

ここからは、昨日の相場を順に整理していきます。
昨日は、ナスダックが大きく上昇する一方で、金利や日経は、逆の動きをしました。この「一部だけが強い」という構図を、順番に分解していきます。

主役はナスダック|AI・半導体大手の好決算

まず、昨日の主役である、ナスダックから見ていきます。

💻 昨日のナスダック

  • ナスダックは+1.57%と大きく上昇。14市場で最も勢いがあった
  • S&P500は+0.72%、ダウは+0.20%と、上昇率に差
  • きっかけは、AI・半導体大手の好決算と、強い将来見通し
  • AI・半導体・ソフトウェア関連の株が、幅広く買われた

ナスダックは+1.57%と、大きく上昇しました。昨日の14市場のなかで、もっとも勢いよく資金が向かった場所です。同じ米株でも、S&P500は+0.72%、ダウは+0.20%と、上昇率には差があります。この差を見ると、昨日の株高は、すべての株が一様に上がった「全面高」ではなく、AI・ハイテク株を中心とした上昇だった、と整理できます。
きっかけは、AI・半導体をけん引する大手企業の決算です。市場が注目していた売上高は、前年同期から2倍以上に伸び、市場の予想を上回りました。さらに、翌年の売上高について、大幅な伸びを見込む見通しが示され、これが市場の予想を大きく上回りました。この強い将来見通しが、いったんは材料の出尽くしで下げていた株価を、上昇へと押し上げました。この企業の決算は、AI投資全体の勢いを測る目安とされているため、その好調さが、AI・半導体・ソフトウェア関連の株へと、幅広く波及したのです。

VIXも低下|リスクを取る姿勢が明確に

この株高を、裏づけるのが、VIXの動きです。

VIXは-4.60%と低下し、14.51となりました。VIXは、市場の警戒感を示す指数で、投資家が、この先の値動きに不安を感じているときに上昇します。昨日は、この数値が、はっきりと低下しました。
株が上がり、同時にVIXが下がる。これは、市場参加者が、積極的にリスクを取りにいっている、という、分かりやすいサインです。ナスダックだけが上昇しているのではなく、VIXまで低下していることで、昨日のリスク選好の強さには、より説得力があります。数値の14.51という水準も、市場が落ち着いていることを示しています。ここまでは、きれいなリスクオンの姿です。ですが、話は、ここで終わりません。

ただし米金利は下がっていない|金利高止まりの株高

ここからが、昨日の相場の、面白いところです。まず、金利です。

📈 米10年債利回りは高止まり

  • 米10年債利回りは+0.7bpの4.671%。今朝も4.675%前後
  • 金利は下がるどころか、むしろ小幅に上昇した
  • 「金利低下で株が買われた」のではない
  • 金利が高止まりするなかで、AI株が買われた

米10年債利回りは、前日比+0.7bpの4.671%と、小幅に上昇しました。今朝も4.675%前後で推移しています。
ここが重要です。通常、ハイテク・グロース株が大きく買われるときは、その背景に「金利の低下」があることが多くなります。金利が下がると、将来の成長を期待して買われるハイテク株の、相対的な魅力が高まるためです。
ところが昨日は、金利が下がるどころか、むしろ小幅に上昇しました。つまり、「金利が下がったから、ハイテク株が買われた」という相場では、ありません。金利が高止まりしているにもかかわらず、ナスダックが+1.57%も上昇したのです。これは、金利の逆風を跳ね返すほど、AI・半導体株そのものへの買いが、強かったことを示しています。決算という、個別の強い材料が、金利という、通常なら重しになる要因を、上回った形です。

BTCは8万ドル台へ|リスク資産に資金が向かった

株高とあわせて、注目したいのが、BTC(ビットコイン)です。

₿ BTCが8万ドル台へ

  • BTCは今朝、8万ドル台に乗せた
  • 米国株の取引終了後も、さらに上値を伸ばした
  • ナスダック高・VIX低下と、方向がそろっている
  • リスク資産全体に、資金が向かった一日

BTCは、昨日、じり高となり、今朝は8万ドル台に乗せました。米国株の取引が終わったあとも、さらに上値を伸ばしています。8万ドルという、大きな心理的節目を超えてきた点は、注目に値します。
ナスダックが上昇し、VIXが低下し、そしてBTCも8万ドル台。これらは、方向がきれいにそろっています。リスクを取る資産へ、資金が向かった、という意味では、非常に整合的です。株式市場のリスクオンと、暗号資産のリスクオンが、同時に起きた形です。
本日、BTCで大切なのは、「8万ドルを一瞬超えたか」ではなく、「8万ドル台を、維持できるか」です。この水準を保ちながら、押し目で買いが入るようなら、リスクオンが続いている、と見る材料になります。逆に、再び8万ドルを割り込み、回復できないようだと、短期的な利益確定の動きに、注意が必要です。

📝 リッチの見解と注目ポイント

私(リッチ)が本日とくに意識しているのは、この「選別型リスクオン」が、どこまで広がるか、という点です。昨日は、ナスダックとBTCという、強い場所には、はっきりと資金が向かいました。一方で、金利は高止まりし、日経は下落し、為替は動きませんでした。つまり、リスクオンは、すべての市場へ、均等に広がったわけではありません。
こういう相場で大切なのは、「リスクオンだから、何でも買う」と考えないことです。強い場所と、弱い場所が、はっきり分かれているからこそ、強い場所を選び、弱い場所を無理に触らない、という姿勢が有効になります。ナスダックとBTCが、引き続き強さを保てるか。そして、その強さが、他の市場へ波及していくのか。ここを見極めたいところです。
とくに注意したいのが、原油と金利です。もし、原油高が続き、それが金利をさらに押し上げるようだと、いまは跳ね返しているAI株にも、いずれ重しになりかねません。強いリスクオンの裏側で、金利と原油という、逆方向の材料が、静かに存在していることは、忘れないようにします。本日は週末の金曜でもあり、無理をせず、慎重に見ていきます。

原油は上昇|中東の供給懸念が再燃

その原油の動きを、確認しておきます。

🛢️ 昨日の原油

  • WTI原油は+1.61%(83.55ドル)と上昇
  • 1日の値幅は3.57ドル(4.34%)と、依然として大きい
  • 80.67ドルから84.24ドルまで、大きく動いた
  • 米国とイランの交渉の不透明感などから、供給懸念が再燃

WTI原油は+1.61%と上昇し、83.55ドルとなりました。1日の値幅も3.57ドル(4.34%)と、引き続き大きな動きです。ここ数日、原油は、方向が定まらないまま、大きな値幅を作る展開が続いています。
昨日、原油が上昇した背景には、中東の供給懸念の再燃があります。米国が、イランとの、従来の条件での交渉再開に、消極的だと伝えられたことなどから、両国の対立の長期化が意識されました。ホルムズ海峡の通航をめぐる不安も、引き続き残っています。こうした供給への懸念が、原油を押し上げました。
この原油高が、注意を要する理由は、金利との関係です。原油が上がると、インフレへの警戒が強まり、金利の上昇圧力になります。金利が上昇すれば、それは、いまリスクオンで買われている株にとって、重しになりかねません。「原油高→インフレ警戒→金利上昇→株の重し」という流れが、強まらないか。原油は、単なる商品市場の話ではなく、本日の株や為替を見るうえでも、重要な材料です。

ゴールドはほぼ横ばい|金への逃避ではない

一方で、ゴールドは、昨日は目立った動きになりませんでした。

ゴールドは+0.07%と、ほぼ横ばいで終えました。今朝は4,650ドル台で推移しています。ナスダックが+1.57%、BTCが8万ドル台、原油が+1.61%と、他の市場が大きく動いたなかで、金だけは、静かでした。
これは、昨日が「安全資産である金へ、資金が逃げた相場」ではなかったことを示しています。むしろ、資金は、金のような安全資産ではなく、株やBTC、原油といった、リスク資産や商品の方へ向かいました。市場が、リスクを取りにいっていたからこそ、金は買われなかった、というわけです。金の動きが鈍いことも、昨日がリスクオンの一日だったことを、裏づけています。

日経先物は逆行、為替は低ボラ|取り残された市場

最後に、昨日のリスクオンに、乗らなかった市場を見ておきます。日経先物と、為替です。

🇯🇵 リスクオンに乗らなかった市場

  • 日経225先物は-1.54%と、米株高のなかで逆に大きく下落
  • ナスダック+1.57%との温度差が、非常に大きい
  • 為替は極端に低ボラ。ドル円40pips、ユーロドル8pipsと小動き
  • ドル指数(DXY)もほぼ横ばいで、ドルの方向感は乏しい

日経225先物は、-1.54%と、大きく下落しました。米株がナスダック主導で上昇したなかで、日本株だけが、逆に下落したのです。ナスダックの+1.57%と、日経の-1.54%。この温度差は、非常に大きいものです。前日に、日経が大きく上昇していた反動や、国内の個別要因が、背景にあると見られます。米株が上がったからといって、日本株も上がるとは限らない、ということを、あらためて示した動きです。
為替も、昨日は、リスクオンの流れに乗りませんでした。ドル円の値幅は40pips、ユーロドルにいたっては8pipsと、極端に小さな動きです。ドル指数(DXY)も、ほぼ横ばいで、ドルが全面高でも、全面安でもない、方向感の乏しい状態でした。株やBTC、原油が大きく動くなかで、為替だけは、静かなままだったのです。
このように、昨日のリスクオンは、ナスダックとBTCという、限られた場所には強く向かった一方、日経や為替には、波及しませんでした。まさに「選別型」の資金の流れです。本日は、この選別が続くのか、それとも、リスクオンが他の市場へ広がるのかを、見ていきます。

今朝の資金の流れ|強い場所へ集中する選別

ここまでの動きを、14市場全体のお金の流れとして、整理しておきます。

昨日の資金の流れを整理すると、強い場所は、ナスダックとBTC、そして原油でした。ここには、はっきりと資金が向かいました。一方、金利は高止まり、日経は下落、為替は低ボラ、金は横ばいと、これらの市場は、リスクオンの流れに乗りませんでした。
つまり、昨日は「リスクオンだから、すべてが買われる」という相場ではなく、「強い場所だけが、選ばれて買われる」という、選別型のリスクオンでした。資金は、AI・半導体という、明確な強さを持つテーマに、集中的に向かったのです。
本日は、この選別が続くのかを見ていきます。ナスダックとBTCが、強さを保てるか。金利や原油が、リスクオンの重しにならないか。そして、取り残された日経や為替が、動き出すのか。単純なリスクオン・リスクオフでは説明できない相場だからこそ、「どこに資金が集中し、どこが取り残されているか」を見ることが、本日の相場を読み解くカギになります。

中東情勢|交渉の不透明感と、ホルムズの供給懸念

原油上昇の背景にある、中東情勢を整理しておきます。

🌍 中東情勢のポイント

昨日、原油が上昇した背景には、米国とイランをめぐる、交渉の不透明感があります。米国が、従来の条件での交渉再開に、消極的だと伝えられたことなどから、両国の対立が、長期化するとの見方が強まりました。和平に向けた道筋が、なかなか見えないことが、供給への不安を、あらためて意識させています。
加えて、ホルムズ海峡の通航をめぐる問題も、続いています。この海峡は、世界の原油輸送の要所であり、ここを通る船舶の安全が脅かされれば、供給への不安が高まります。こうした地政学的なリスクが、原油の下値を支え、上昇の材料となっています。
一方で、主要産油国は増産を続けており、供給が過剰になるとの見方も、依然としてあります。つまり、原油は「供給不安」と「供給過剰」という、相反する力に、挟まれています。この綱引きが、原油の値幅を大きくしている一因です。中東情勢の変化は、原油を通じて、金利や株、為替にも波及します。本日も、引き続き注視しておきます。

とくに、原油高が金利を押し上げ、それがリスクオンの株に、重しとなる展開には、注意が必要です。中東情勢と原油の動きは、本日も、あわせて見ておきます。

本日(8/28)の経済指標|朝の日本の指標と、夜の米国指標

本日は、朝に日本の指標、夜に米国の指標が予定されています。

時刻 指標・イベント 重要度 前回
08:30 🇯🇵 東京都区部CPI 8月・日本 雇用統計 7月 ★★ コア+1.7%
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 景況感指数 8月 96.9
22:45 🇺🇸 米 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)8月 ★★ 57.6
23:00 🇺🇸 米 ミシガン大学消費者信頼感(確報)8月 ★★ 51.0

本日は、朝8:30に、日本の指標が集中します。東京都区部のCPI(消費者物価指数)は、全国のCPIに先行する指標として、注目されます。もし、物価の伸びが、市場の予想を上回れば、日銀の利上げ観測が強まり、円が買われる材料になり得ます。あわせて、日本の雇用統計も発表されます。
夜には、米国のシカゴPMIや、ミシガン大学の消費者信頼感指数(確報値)があります。これらは、米国の景況感を測る材料です。PMIは、景気の拡大・縮小の分かれ目となる50を、上回っているかどうかが、一つの目安です。これらの指標が、米金利にどう影響するかを、見ておきたいところです。
本日は、週末の金曜です。大きなイベントが週末をまたぐ場合、その手前で、持ち高を調整する動きが出やすくなります。指標の結果次第で、静かだった為替が、動き出す可能性もあります。早朝トレードは、いつも通り、ポジションを持った場合はルールどおりに決済し、週末をまたいで引っ張らないようにします。

前営業日(8/27)のトレード結果|ドル円が-2.7pips

前営業日となる木曜(8/27)の早朝トレードは、以下の結果となりました。

  • ドル円:-2.7pips(損切り)
  • ユーロ円:ノートレード(買い逆指値に未到達)
  • ポンド円:ノートレード(買い逆指値に未到達)

木曜は、ドル円が-2.7pipsの、小幅な損切りとなりました。ユーロ円とポンド円は、買い逆指値に届かず、ノートレードです。合計は-2.7pipsと、ごく小さなマイナスで終えています。
木曜は、為替が非常に低ボラで、大きな値動きが出ませんでした。そうしたなかで、ドル円が、わずかに逆行し、小幅な損切りとなりました。ただ、損失は-2.7pipsと、ごくわずかです。動きの乏しい相場で、大きな損失を出さずに済んだことは、悪くない結果です。
トレードでは、勝つ日もあれば、こうして小さく負ける日もあります。大切なのは、負ける日の損失を、小さく抑えることです。木曜のように、-2.7pipsで済ませられれば、月間の収支に、大きな影響はありません。8月は、ここまで大きなプラスを積み上げてきましたので、こうした小さなマイナスは、冷静に受け止めて、淡々と続けていきます。

これで、8月の早朝トレードは+242.4pipsとなりました。木曜は小幅なマイナスでしたが、月間では、しっかりとしたプラスを維持しています。

月間収支(8/27終了時点)

📊 8月の収支(8/27終了時点)

早朝トレード:+242.4pips
相関トレンドトレード:+28.2pips

前営業日(8/27)の相関トレンドトレード結果

木曜の相関トレンドトレードは、+32.7pipsと、しっかりとしたプラス決済でした。
8月の相関は、+28.2pipsと、プラス圏を回復しています。
木曜は、二つの通貨ペアの関係が、うまくかみ合い、まとまったプラスを確保できました。相関トレードは、前日までマイナス圏へ沈んでいましたが、この一勝で、月間の収支を、プラスへと立て直せました。大きく負ける日もあれば、こうして取り返す日もあるのが、相関トレードです。
本日は「AUD/JPY×USD/CAD」という、資源国通貨を買う組み合わせです。昨日、原油が上昇した地合いが続けば、機能しやすい構成です。良い流れを保てるよう、いつも通りのロットで、規律を守って臨みます。21時までに決済するルールも、しっかり守ります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「選別型リスクオン」とは、どういう相場ですか?

すべてのリスク資産ではなく、強い一部の市場にだけ、資金が集中する相場です。
「リスクオン」とは、投資家が、積極的にリスクを取りにいく状態のことです。通常のリスクオンでは、株、暗号資産、資源国通貨など、幅広いリスク資産が、そろって買われます。
ところが、昨日のような「選別型リスクオン」では、様子が少し違います。強い材料を持つ、一部の市場にだけ、資金が集中し、それ以外の市場は、取り残されます。
昨日は、AI・半導体という強いテーマを持つナスダックと、BTCには、はっきりと資金が向かいました。一方で、日経は下落し、為替は動かず、金利は高止まりしました。すべてが一様に買われたわけではなく、強い場所だけが、選ばれて買われたのです。
こうした相場では、「リスクオンだから、何でも買えば上がる」とは、いきません。強い場所と弱い場所を、見分けることが大切になります。強いテーマに乗り、弱い市場は無理に触らない。この選別が、選別型リスクオンでの、基本的な考え方になります。
指数や通貨が、まちまちに動くときは、全体を一括りにせず、「どこが強く、どこが弱いか」を、丁寧に見ることが、相場を読み解くコツです。

Q2. 金利が高いのに、ハイテク株が上がることがあるのはなぜですか?

金利の逆風を上回るほど、強い個別の買い材料が出た場合です。
ハイテク・グロース株は、金利の動きに敏感だとされています。これらの企業は、将来の成長を期待して買われているため、金利が上がると、その将来価値が目減りし、株価には逆風となります。これが、基本的な関係です。
ですが、これは、あくまで「他の条件が同じなら」という話です。実際の相場では、金利以外の材料も、株価を動かします。
昨日が、まさにそうでした。米金利は、下がるどころか、むしろ小幅に上昇しました。金利だけを見れば、ハイテク株には逆風です。それにもかかわらず、ナスダックは+1.57%と大きく上昇しました。
理由は、AI・半導体大手の、非常に強い決算です。売上高が予想を上回り、将来の見通しも市場の予想を大きく超えました。この強い個別材料が、金利という逆風を、跳ね返したのです。
このように、株価は、金利だけで決まるわけではありません。金利の逆風があっても、それを上回る強い買い材料が出れば、株は上がります。金利と株の関係は、あくまで基本であり、実際には、他の材料との力比べで、方向が決まる、と理解しておくとよいでしょう。

Q3. 大手企業の決算が、相場全体を動かすのはなぜですか?

影響力の大きい企業の決算は、業界全体や、市場のムードを左右するためです。
一つの企業の決算が、その企業の株価だけでなく、市場全体を動かすことがあります。とくに、時価総額が大きく、業界をけん引する企業の場合、その影響は、広範囲に及びます。
昨日の主役となったのは、AI・半導体をけん引する大手企業でした。この企業の業績は、AI投資全体の勢いを測る、目安とされています。そのため、その決算が好調だと、「AI投資は、まだ続いている」という安心感が広がり、関連する半導体やソフトウェアの株にも、買いが波及します。
逆に、この企業の決算が悪ければ、「AIブームに、陰りが出たのでは」という不安から、関連株全体が売られることもあります。それだけ、市場からの注目度が高い、ということです。
このように、影響力の大きい企業の決算は、一社の話にとどまらず、業界全体、さらには市場全体のムードを、左右する力を持っています。こうした注目企業の決算日は、相場が大きく動きやすいため、あらかじめ、日程を把握しておくことが大切です。決算の中身だけでなく、それが、どの範囲まで波及するかを、見ておきたいところです。

Q4. 米国株が上がったのに、日経先物が下がることがあるのはなぜですか?

日本株には、米国とは別の、独自の要因が働くことがあるためです。
日本株は、米国市場の影響を、強く受けます。多くの場合、米株が上がれば日経も上がり、米株が下がれば日経も下がる、という連動が見られます。
ですが、いつも同じ方向に動くとは限りません。昨日のように、米国のナスダックが+1.57%と大きく上昇したなかで、日経先物が-1.54%と、逆に下落することもあります。
理由は、いくつか考えられます。一つは、前日までの動きの反動です。日経が、前日に大きく上昇していた場合、その利益を確定する売りが出て、翌日は下落することがあります。もう一つは、日本株独自の要因です。国内の個別企業の材料や、為替の動き、国内の金利など、米国とは別の要因が、日本株を動かすことがあります。
また、米国の株高が、AI・半導体という特定のテーマ中心だった場合、そのテーマの構成が、日米で異なると、連動しにくくなることもあります。
このように、日経が米株と違う動きをするときは、その裏に、日本株独自の要因がないかを、考えてみることが大切です。米株だけを見て、日本株を判断しないことが、こうした「ねじれ」の局面では、とくに重要になります。

Q5. リスクオンなのに、金(ゴールド)が上がらないのはなぜですか?

金は「安全資産」で、リスクを取る局面では、買われにくくなるためです。
金(ゴールド)は、代表的な「安全資産」とされています。市場が不安なとき、つまりリスクオフの局面で、資金の逃避先として、買われやすい性質があります。
逆に言えば、市場がリスクを取りにいく「リスクオン」の局面では、金は、それほど買われません。投資家は、安全な金よりも、値上がりを狙える株や、暗号資産などへ、資金を向けるためです。
昨日が、まさにそうでした。ナスダックが上昇し、BTCが8万ドル台に乗せ、市場はリスクを取りにいっていました。こうしたリスクオンの局面では、安全資産である金の魅力は、相対的に下がります。そのため、金は+0.07%と、ほぼ横ばいにとどまりました。
この金の動きは、昨日がリスクオンの一日だったことを、裏づける材料にもなります。もし、金が大きく上昇していたら、それは、市場に、何らかの不安が広がっていたサインかもしれません。ですが、昨日は、金が動かなかった。つまり、市場は、安全資産へ逃げる必要を、感じていなかったのです。
金の動きは、市場が「攻めているか」「守っているか」を測る、一つのバロメーターになります。金が静かなときは、市場が落ち着いてリスクを取っている、と読むことができます。

Q6. 原油高が、株式市場の重しになるのはなぜですか?

原油高が、インフレを通じて金利を押し上げ、それが株の逆風になるためです。
原油は、ガソリンや輸送費、電気代、製品の原材料など、経済のあらゆる場面に関わっています。そのため、原油が上がると、これらのコストを通じて、物価全体が押し上げられ、インフレへの警戒が強まります。
インフレが強まると、それを抑えるために、金利が上昇しやすくなります。そして、金利の上昇は、株式にとって、いくつかの点で逆風となります。企業の借入コストが増えることや、将来の利益の価値が目減りすること、そして、安全な債券の魅力が相対的に高まり、株から資金が移りやすくなること、などです。
つまり、「原油高→インフレ警戒→金利上昇→株の重し」という流れが生まれます。原油は、商品市場だけの話ではなく、この経路を通じて、株式市場にも影響を及ぼすのです。
昨日は、原油が上昇しながらも、AI株の強い買い材料が、それを上回りました。ですが、もし原油高が、さらに進み、金利を大きく押し上げるようだと、いまリスクオンで買われている株にも、いずれ重しとなりかねません。だからこそ、リスクオンの相場でも、原油と金利の動きは、注意して見ておく必要があります。

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