2026年4月14日に発表された米PPIは、前年比4.0%まで上がりました。数字だけを見ると、ドル買いを考えたくなる内容です。それでも私は、発表を見てすぐにドル円を買うつもりはありませんでした。
ドル円はすでに159円台まで上がり、160円では為替介入への警戒が強まっていました。そこで置いたのが159.754円の買い逆指値です。強い指標が出ても、どの価格を超えたら入るのかを先に決めておきたかったのです。
PPIは強かった。ただ、160円手前で飛び乗るほど単純ではなかった
3月の最終需要PPIは前月比0.5%、前年比4.0%でした。財は1.6%上がり、エネルギーは8.5%、ガソリンは15.7%上昇しています。今回の上昇は、エネルギーの影響が大きい内容でした。
| 項目 | 2026年3月の公表値 |
|---|---|
| 最終需要PPI・前月比 | +0.5% |
| 最終需要PPI・前年比 | +4.0% |
| エネルギー・前月比 | +8.5% |
| ガソリン・前月比 | +15.7% |
| サービス・前月比 | 横ばい |
物価が強いと、金利が下がりにくいとの見方からドルが買われやすくなります。ただ、数字が良かったことと、159円台後半で追いかけてよいことは別です。160円付近では、介入を意識した売りが急に出ることもあります。私は上昇を見送るより、上抜けを確認してから入るほうを選びました。
159.754円の買いは、上昇を確認してから付いていく注文だった
ドル円の買い逆指値は159.754円です。損切りは159.354円、利確は160.174円に置いていました。159円台で上がっているから買うのではなく、もう一段上へ走る力が残っていると見えてから買うための条件です。
| 通貨ペア | 注文 | 損切り | 利確 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY | 159.754円の買い逆指値 | 159.354円 | 160.174円 |
| EUR/JPY | 186.241円の売り逆指値 | 186.641円 | 185.821円 |
| GBP/JPY | 213.601円の売り逆指値 | 214.001円 | 213.051円 |
ユーロ円とポンド円には売りの条件も置いていました。PPIが強いから、すべての円絡みが同じ方向へ動くわけではありません。ドル円は上抜けを待ち、クロス円は崩れたら売る。その日のチャートに合わせて、注文を別々に考えていました。
前日は取れた。それでもドル円を成行で追わなかった
4月13日は、ユーロ円が+6.9pips、ポンド円が+29.5pipsでした。ドル円はノートレードです。前日に利益が出たからといって、翌日のPPIで強気を大きくする理由にはなりません。
正直、前日に取れた日は気持ちが前へ出やすくなります。だからこそドル円は成行で追わず、注文を159.754円まで待ちました。勝った翌日ほど、同じ感覚のまま入らないことを意識しています。
強い指標の日ほど、入る価格を先に決めておく
PPIが強いなら買い、と決めるだけでは値動きの速い日に振り回されます。私は、指標の方向より先に価格を決めます。上へ走るなら159.754円を超えてから。そこまで届かなければ、取引をしないだけです。
当日の取引履歴は残っていないため、この買い注文が約定したかは分かりません。この日の学びは損益ではなく、160円手前で飛び乗らなかったことです。強い材料が出た日でも、待つ場所を決めておけば、焦って高値をつかみにくくなります。
160円手前で守りたかったのは、次のチャンスだった
相場が勢いよく上がると、乗り遅れたくない気持ちが出ます。ですが、介入が意識される水準では、上がった直後に大きく戻されることもあります。私は一度のPPIで大きく取るより、無理な高値づかみをしないことを優先しました。
注文が約定しなければ利益は出ません。それでも構いません。条件に届かない日は、資金を減らさず次の形を待てます。強い指標の日ほど、利益を急ぐよりも自分の価格まで待つ。この姿勢は今も変わりません。


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